リーディングの例①

リーディングは、とても個人的なものです。

この一例は、ある方に1時間で行った*Eメールリーディングです。同じ方へのリーディングでも、その方に「今」必要なものを受け取るので、文章の長さや、内容等、同じものは一つとしてありませんが、リーディングがどんなものなのか、ご参考の一つにしていただければ幸いです。

リーディングは、場を浄化し、自分をクリアにして、ただありのままに受け取ったメッセージをお伝えすることに意識を合わせて行っています。


*Eメールリーディング:ご質問をEメールでいただき、ご希望時間リーディングをして、Eメールにて返信致します。対面ではありません。ご返信まで1-2週間かかります。リーディング内容がそのまま保存できるので、ご好評です。

*リーディングの一例*


※ご質問を5ついただき、1時間リーディングした内容です。

Q1. 「母と激しくケンカしたあとの心の葛藤。自分の無意識に起こる母への特別な感情から母の生き方は私にしか変えられないという使命感を勝手に感じて、母に気付いてほしいという行動が爆発的に出て、混乱状態。メッセージを聞きたい。」

⇒ あなたがあなた自身を表現する、このことはあなたが今回生まれてきたことへの一つのテーマとしてあなたが選んだものです。頭の中のスクリーン劇場で全てを考え、配役をセリフをチェックして、あなたはあなた以外の人達のいろいろな言葉、行動の可能性を、全ての可能性を頭に入れています。そうこれはあなたが主役の人生ですから、コーディネートはあなたができます。あなたを通して、あなただけを通して世界を体験していくのです。このことの意味が分かりますか?

ゆっくり深呼吸して下さい。あなたの頭の中で、全てが起こってしまうように感じるので自分が行動を起こしたとき周りの人、全てを巻き込んでしまうような気がしてしまうのです。それはある意味ではあなたの人生ですし、この宇宙では誰か何かが複雑に精妙に作用し合っていますから、あなたが動いたとき、あなた以外の存在に影響を与えない、ということはあり得ません。そしてあなた以外の全ての人も、自分が人生の主役となってこの宇宙に今、存在しているのです。あなたはあなたの頭の中では「全能」の神に近い存在です。でもこの宇宙の一人一人がそうなのです。あなたは人間としての体験よりも、精霊だったときの記憶が強いので、特に察知する能力に長けています。誰がどう行動するか、素晴らしい確率で言い当てることができるでしょう。ですから、自分がそうだと判断したことに強く比重を置いてしまう傾向があるのです。あなたはあなたの見方でこの地球での体験を生きています。けれどあなた以外の魂も(大いなるところでは全て繋がっていますが)それぞれの課題、テーマを決めて、この地球に降り立っています。ゆっくり深呼吸して下さい。体験、行動を通したとき、その肉体の感覚、スピードの重さにあなたは戸惑っているのでしょう。ここは地球なのです。ですから頭の中でのスクリーンを消して、そしてひとつひとつ、あなたがしたい、と思うことをやってみましょう。思いの全てを相手に伝え理解してもらおう、というのもあなたの願いだとわかりますが、それは難しいことです。理解するしないは相手の自由。そのことを肝に銘じて下さい。あなたがあなたとして存在する、まずそのことからやっていきましょう。

ですからご両親に対して、今、あなたがアクションを起こし、一つの波が起こっているならその波の中にあえて飛び込んでいく必要はありません。ただ、あなたはあなたが伝えたいことに対してあなたの立場をはっきりさせればいいのです。あなたが不安で混乱しているのはわかっています。けれど思い出して下さい。あなたがあなたの人生のテーマを選んで生まれてきたことを。そしてすべての人は、あなたのご両親も同じように、自分のテーマを選んでいることを。あなたは、あなた以外の人の人生に責任を持つ必要はありません。あなたはあなたの生に意識を向けて下さい。もちろんあなたのご両親、家族もあなたの生の一部です。けれでも、まずあなたの立ちたい場所、したいこと、いやなこと、をはっきりさせればいいのです。あなたを愛しています。そしてあなたがこの世界を愛していることも知っています。


Q2.「今回のことにも影響している小さい頃から目にしてきた、許さない、恨む、絶縁、、、今も変わらず繰り返しているが止めることはできないのか?」

⇒ あなたがいつも見せられてきたこと、それを通してあなたが辛い気持ちを味わってきたことを私たちは知っています。今、私たちはあなたのそばにいますよ。ですから、あなたはあなた自身を表現する、ということをこの人生のテーマの一つに選んだのです。あなたが見てきたこと、と、あなたがこの人生で体現したいこと、は違っているのではないですか?蓮という花は、泥の中でも大輪の花を咲かせます。

先ほども伝えましたが、この地球の全ての人の選択は、無限に自由です。ですから、自分が何を選択するか、だけなのです。さあ、あなたの人生を生きる覚悟がつきましたか?それはご両親と議論する、ということではないのではないでしょうか?あなたから始められるすべての波を、まずあなた自身が祝福して下さい。

そして、今感じている怒り、悲しみ、不安、痛みなどを全て出して下さい。必要な時私たちを呼んで下さい。私たちはあなたのそばにいます。


Q3.「いつかそれぞれが穏やかに生活できる日が来るのか、、、今回のことに関してのメッセージがあれば聞きたい。母の姿を見て結局は私自身が比較して世界をみていることに気付いた。特に(自分の)息子に関して、周りとの比較は無意識にしていて息子の活躍には自分を忘れ興奮状態になってしまう。子供の前で倒れるのが普通になっているので私も子供たちに母と同じことをしていると思う。」

⇒ 人はいつも、自分の今世のテーマに選んだことにピッタリの環境を用意しているのです。比較から逃れる、ということは思った以上に難しいことです。まして親子として出会った近い近い魂の存在同士です。どうしてもあなたと同化しやすくなるのです。それは間違ったことではありません。

あなたがお母さんとの関係で「私だけを見て」という気持ちが強く強くあったことを私たちは知っています。あなたはずっとお母さんに認めてもらいたかったのですね。あなたの涙、その全てを愛します。どうか涙を流れるままに流して下さい。このことを、あなたがそう思っていたと受け入れることはあなたにとって難しいことだと分かっています。けれど、あなたの息子さんが素晴らしい活躍をしたとき、あなたの内側で「ほら、私の息子は私の子供だからこんなに活躍した。私はやっぱり特別なのだ」という気持ちがあなたを満たすのです。そしてあなたが倒れる時、子供達みんながあなたに注目します。あなたはかけがえのない存在ですが、家族(特に子供)にとっては生死を握るほどの存在なのです。あなたを批判しているわけでは全くありません。あなたを愛しています。あなたはこの宇宙にたったひとつの素晴らしい存在です。そしてあなたのお母さんお父さんにとっても大切な子供です。あなたの今の家族にとってもかけがえのない妻、母です。

あなたを愛しています。今はここまでしか言えません。私たちはそばにいます。


Q4.「頭を使いすぎている。真っ白にしたい、爆発しそう、と感じたときは自分の行動だけではまだコントロールできない。(光の存在に)お願いをしながら落ち着かせてもいいのか、、、教会は私の必要な場所。」

⇒ 頭の中にスクリーン、テレビをイメージして下さい。そしてそのスイッチを切って下さい。そしてできるだけ身体を動かすことをすること。足を動かすか、何か食べるか、身体に意識を向けられるようなことをして下さい。見たくない現実があるとき、頭でいろいろ考える傾向があります。ゆっくりと深呼吸して目を閉じて、パっと開く、ということもやってみて下さい。すべてのことを解決しようとしないで、ある一つのことを切り取って、ひとつひとつ取り組んでみる、というやり方をやってみましょう。

教会は落ち着く場所ですね。わかっています。大きな木に触れるのもいいことです。木にもたれて座ったり、芝生に寝転んだり、、、。頭がいっぱいで持て余した時は、自然の力を借りてあなたの身体を委ねてみて下さい。家で一人で仰向けになって窓を開け、空を見るのもいいと思います。


Q5.「娘は私とは違い素直に感情を出して荒れることができるけれど、母の私への想いと同じではないかと、、、。息子の気持ちはわかりすぎるほどわかってしまうのだけれど娘や夫の気持ちは分からないことだらけなので、娘との関わり方も聞きたい。」

⇒ 娘さんのあなたへの気持ちは、お母さんへのあなたへの気持ちと同じではないです、ときっぱり言います(笑)。心配しすぎないで下さい。あなたが家族の中で積み重ねてきたよきものを信頼して下さい。とてもよくやっています。凸凹している、そのことを体験するために、この地球に生まれてきたのですよ。そしてあなたの娘さんやあなたの夫の気持ちが全て分かったら、それこそあなたはあなたの頭のスクリーンの中でだけ生きてしまいます。さあ体験して下さい。伝えて下さい。味わって下さい。関わりを楽しんで下さい。考えていることが違う、ということさえ伝え合わないと分からないことです。ユーモアを思い出して。そしてあなたの考えに固執しないで。そのことを過去の体験からあなたは学んできているのですよ。娘さんはあなたの家の中に咲いているタンポポのようです。強く根をはり咲くことができます。そして綿毛となって飛んでいくこともできます。

あなたに、あなたがイメージしている「家」というものから離れて(飛んでいっていいよ)と教えてくれているのです。

あなたにとっては「単純すぎる」と思うことが多いかもしれません。けれどシンプルに単純に世界を見れる、ということなのです。そして子供というものは瞬間瞬間に生きています。どうかその素晴らしさを讃えて下さい。あなたを愛しています。何度でもいつでも言います。あなたという存在を限りなく愛しています。一人ではありませんよ。